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第52回高圧討論会 資料

[会期] 2011年11月9日(水)〜11日(金)
[会場] 沖縄キリスト教学院(交通案内


実行委員長のごあいさつ

第52回高圧討論会が,沖縄県の沖縄キリスト教学院で開催されることになりました.沖縄県では初めての開催となります.これを機に,沖縄における高圧力関連の研究が活性化するものと関係者一同大変喜んでおります.

沖縄は,1879年 (明治12年)の「琉球処分」といわれる廃藩置県で沖縄県となるまでは,独立国として独自の政治体制を維持していました.第二次世界大戦後は米軍の統治下におかれ,1972年に施政権返還(「本土復帰」)が実現し今日に至っています.このような歴史的背景,島嶼および亜熱帯性の自然環境もあり,日本本土とは異なる言語,風習,芸能,食文化が今も色濃く残っています.「本土復帰」後の約40年間で,「紺碧の空と海」に代表される亜熱帯地域の観光地またマリンスポーツおよびレジャーの場として開発され,沖縄本島の西海岸には大型リゾートホテルが建ち並んでいます.一方,最近大きく報じられることの多い「普天間」や「尖閣諸島」問題が示すように,沖縄は日本に存在する米軍基地の70%強が集中する基地の島であり,軍事的・政治的に重要地域としての顔も併せ持っています.この機会に,今の沖縄を見て感じていただければと思います.

沖縄は,東南アジア,台湾および中国と地理的に近く,古くからこれらの国々との貿易交流が盛んです.琉球王国時代から「万国津梁」の精神が語り継がれ,沖縄が諸国の懸け橋となり共存共栄していくことを目指してきました.高圧力学会は,昨年で創立20周年を迎え,今年は新たな一歩を踏み出す記念すべき年です.実行委員会では,高圧討論会の沖縄開催が多くの研究者の方々の懸け橋となり,高圧力関連科学がますます発展していくことを期待しています.

第52回高圧討論会実行委員長 仲間隆男
(琉球大学理学部)

《高圧力の科学と技術 第21巻第1号(2011年2月20日発行)会告》より転載


お問い合わせ先

高圧討論会に関するお問い合わせは下記まで。

第52回高圧討論会事務局
E-mail: highpressure(at)officepolaris.co.jp
    (お送りいただく際には(at)を@に変更してください)
Tel: 070-5658-9834(多田)/070-5658-7626 (笹部)
Fax: 020-4622-1920

日本高圧力学会事務局
kouatsu_office(at)highpressure.jp