[趣 旨] |
現在、生物関連分野における高圧研究は、タンパク質、核酸、脂質などの生体分子レベル、大腸菌、酵母、深海微生物などの細胞レベル、動物、植物の生物個体レベル、食品加工、殺菌、薬物反応性などの農医学への応用レベルと言った様々な階層において活発に行われています。このような研究背景を反映し、近年における高圧討論会においても生物関連分野のシンポジウムが継続的に開催されています。本セミナーシリーズが開始された当初には、加圧食品を中心とした生物関連の高圧研究に関するセミナーが数回実施されましたが、その後10年以上、生物関連をテーマにしたセミナーは開催されておりません。今回、久しぶりに生物関連のセミナーを実施するにあたり、生体分子自身の圧力感受性や細胞や微生物への圧力効果と言う、生物への圧力効果における基盤となりうるテーマを選択しました。本セミナーにおいては、生物関連研究に高圧力を用いて精力的にご研究を推進されている専門家の方々に、近年のご研究の成果に基づき、生体分子(タンパク質、脂質、糖質)が圧力の影響をどのように受け、状態や構造を変化させるのかと言ったお話、およびそれら生体分子から構成される細胞や微生物は圧力に対してどのような応答や反応を起こすのかと言ったお話をしていただきます。産官学の研究機関において生物関連の高圧研究に従事されている方々、これからこのような研究を開始しようとしている学生、ポスドクおよび企業の方々、さらには生物への圧力効果にご興味をお持ちの方々に対して、有益な機会をご提供できるものと考えておりますので、多数の皆様方のご参加をお待ち申し上げます。 |
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[主 催] | 日本高圧力学会 |
[協 賛] | 生物関連高圧研究会、日本化学会、日本生物物理学会、日本農芸化学会 |
[日 時] | 2012年3月9日(金)13:00〜17:30 |
[会 場] | 同志社大学 今出川キャンパス 寒梅館 KMB203教室 京都市上京区今出川通り烏丸東入 同志社大学今出川校地内 |
[定 員] | 50名前後(先着順) |
[参 加 費] | 一般 3,000円、学生 1,000円 |
[申込期限] | 2012年3月2日(金) |
[申込方法] | 事前申込みは終了しました。 参加ご希望の場合は当日受付にて対応いたしますので、直接会場へお越しください。 |
[振 込 先] | [郵便振替]記号01080-7-48066 名義:日本高圧力学会 [銀行口座]みずほ銀行 出町支店(普)1409296 名義:日本高圧力学会 ※お振込名義がご本人のお名前でない場合(大学名など)、事務局までメールでご一報ください |
[申 込 先] | 日本高圧力学会 事務局 〒530-0001 大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル9階923-674号 株式会社ポラリス・セクレタリーズ・オフィス(内) Tel: 070-5545-3188 Fax: 020-4622-1920/06-6345-7931 E-mail: kouatsu_office@highpressure.jp |
[世 話 人] | 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部 松木 均 〒770-8506 徳島市南常三島町2-1 Tel: 088-656-7513 Fax: 088-655-3162 E-mail: matsuki@bio.tokushima-u.ac.jp |
13:00〜13:05 | 開会の辞:日本高圧力学会 前会長 上野正勝(同志社大学) |
※13:05〜13:45 | 赤坂一之(近畿大学 先端技術総合研究所) 高圧力−生物の知らないもう一つの世界 |
13:45〜14:15 | 大前英司(広島大学大学院 理学研究科) タンパク質の構造安定性と機能における水和の役割−深海微生物由来酵素の研究からわかること− |
14:15〜14:45 | 加藤 稔(立命館大学 薬学部) 蛋白質の圧力変性機構:モデル分子(特にペプチド)の研究から見えてきたこと |
14:45〜15:15 | 松木 均(徳島大学大学院 STS研究部) 生体膜脂質の膜状態−圧力研究から見えてくる構造機能相関− |
15:15〜15:35 | コーヒーブレイク |
15:35〜16:05 | 山本和貴(食品総合研究所 食品工学研究領域) 澱粉の圧力糊化 |
16:05〜16:35 | 阿部文快(青山学院大学 理工学部) 高圧下における微生物細胞膜の構造と機能−好圧性細菌におけるEPAの役割− |
16:35〜17:05 | 岩橋 均(岐阜大学 応用生物科学部) 高圧条件下における酵母細胞の死とは。 |
17:05〜17:10 | 閉会の辞:世話人 |
(*基調講演40分、残りは各30分)
日本高圧力学会事務局
kouatsu_office(at)highpressure.jp
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